翠玉白菜、北京の清明上河図と共に故宮博物院の三大至宝と言われる台湾台北国立故宮博物院の肉形石と同種の玉髄(カルセドニー)で大型

台湾故宮博物院展示「肉形石」の大型版

台湾の台北故宮博物院に展示されている翠玉白菜と共に有名な「肉形石」と同種の玉髄(カルセドニー)で作られながら、豚肉らしい艶やかさはそれに勝る大型の天然石です。

台北故宮博物院の肉形石は、同じく台北故宮博物院所蔵の彫刻である「翠玉白菜」と北京故宮博物院所蔵の「清明上河図」とともに故宮博物院の三大至宝と言われていることは有名です。
2014年10月から日本で開催された「台北国立博物院展」にこれら美術品が展示され、また同時にＮＨＫ特集などで放映されてからは日本国内でも知らない方がいないほど有名になりました。

こちらの石はその肉形石に似た天然石の瑪瑙なのですが、台北故宮博物院の肉形石が5.7cm×6.6cmなのに対し、こちらは約20cm×約9.5cmで重量1937グラムという特大サイズです。
さらに特筆するべき点は、台北故宮博物院の肉形石は人工的に彩色されているのに対し、こちらの天然石は何の彩色もなく形を加工しただけの自然の状態で豚肉感が表れている、という点です。

台北故宮博物院の肉形石の皮となる面には、豚肉の毛穴や粗い肌触りを表現するとともに、染料がとどまりやすくするため人工的にたくさんの小さな穴があけられています。
また、この皮となる面は、醤油が染み込んでテリがでている様子をより実写的に表現するために赤褐色の染料で染められています。他の面も実は暗褐色の染料で染められているのです。
それに対し、こちらは肉形石そっくりの天然石で特大でありながら、尚且つ、切り出したあとに自然に堆積した色の異なる石の層に沿って加工はしているものの、染色は行わず天然の石の風合いだけでこの豚肉感を表しています。

オブジェとして、また大型の社判や印鑑用・彫物用に。

サイズ：全長約20cm・全高約9.5cm・幅約4～5.5cm
重量：約1937g

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