ARTICS D1 SW

ARTICS
D1 SW
2009年製
S/N：24

TOP：Lutz Spruce
SIDE：Silverwood
BACK：Silverwood
FINGER BOARD：Macassar Ebony
BRIGE：Macassar Ebony
NECK：Maple

初めて見たギターですが私物の1つです。以前リペアでお世話になっているクラフトマン氏の工房に行った時に目にとまり無理を言って譲っていただいたものです。初めて知る個体ですが使用材と作り，出音に興味を持ったためです。
使用材はクラフトマン氏の見解によるものですがTOPはシトカスプルースというよりもルッツスプルースではないかとのことです。
またサイド，バックのシルバーウッドはメイプル系の材ですけれどフレイムメイプルほど硬質な音ではなくどちらかというとブビンガのような音に感じます。

ラベルの表記で日本製のようですけれど材と仕様が独自のようでネック材はメイプル、サイドとバックはシルバーウッドです。またスケールはGibson J-45と同じミディアムスケールの628.6mmです。
ラベルの器番号がD1なのでスタンダードグレードなのかもしれませんけれどオールラッカー塗装からハイエンドギターに思います。また工房さんが1年半前にフレット全交換したそうです。

各部を計測しましたけど、ドレッドノートボディ、ナット幅43.5mm、スケール628.6mm、胴厚125mmでブレーシングはノンスキャロップです。ネックシェイプはスタンダードなCシェイプでGibson J-45のシェイプに似ています。
驚いたのは出音でとても音圧がありながら軽快さと濃厚さを感じられ各音の粒立ちがいいと感じます。
比較にならないかもしれませんけれど私物のFurch D23よりもよく鳴ると思います。

TOPブレース材はレッドスプルース、指板とブリッジはマッカサーエボニー、ヘッド突板はシルバーウッドを使用していたり、出音を前提にTOP，サイド/バック，ネックの材を使用していたり、ペグの固定は木ネジ式でなく割れを防ぐようにピン固定式など各所を知るとよく考えられていると思います。
私はで譲っていただきましたけれど同じ材で製作してオールラッカー塗装でオーダーするとどの工房様でもを超えると思われます。

ロングトーンとローテンションの弾きやすさからアコースティックもロングスケールが主流になりつつありますけれど、Gibson J-45のようにミディアムスケールはパワーバランスが秀逸で特にシング&ギタープレイにはミディアムスケールがもっとも適していると思います。

セルロースラッカー塗装からか経年によるTOPの杢に染みがあります。小打痕や小キズはありますけれどなかなかのコンディションです。
とても良いギターと思いますけれど主観にもよりますので小キズなどが気になる方は不向きかもしれません。
尚入手時よりも低く出品しますため原則的にNC，NRです。

ネック、フレット正常(フレット残約9分)、ブリッジ浮き無
弦高12F：6弦 約2.3mm 1弦 約2.0mm
ハードケース付属

発送はヤマト宅急便180サイズです。
ヤマト宅急便料金表：https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/search/estimate/ichiran.html
(関東，、)

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